英単語の語源をテーマとして、毎回１つの英単語をとりあげ、その語源とそれに関連付けて考えていく力を養う講座シリーズ、『語源で学ぶ英単語』。

第６回は、「Describe」です。

数年前から大学界隈では文系廃止論がでていますが、その根本的な問題は、本来の文系と理系の違いではなく、履修科目や受験科目などのシステムに依存した理由によるものだと思います。

これは、もはや学問的な議論ではなく、進学のしやすさや受験の難易度、就活に有利な大学と本末転倒なシステムの形骸化の話です。

現実をみれば、進学や就活は死活問題であることは一部正しいのですが、問題は社会全体でいつまでそんな無意味なことを続けていくのか、ということではないでしょうか。学んできたことが就活でリセットされ、社会に出れば、その知識を活用しないという流れの中で、新しい世代は何を夢見るのでしょうか。

それはさておき、動画の中でも解説しているDescribeとExplainの違いについてですが、個人的にはこれは、本来の文系と理系の気質の違いに近いような気がします。

文系的な人は物事を感覚的に捉え叙述的に表現する一方で、理系的な人は物事を論理的に捉え、分析的に表現する傾向が強いような気がします。

だからといって、文系的な人が数学が苦手であるとか、理系だから作文が苦手といった偏見を持つ根拠にはなりません。

どちらのタイプも大学の一般教養のレベルの知識と考える力をもつことで、その後の世界は大きく開かれていきます。

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