Definitions & Concepts
文法について
英語の感覚をつかむ最も効率的な方法は、本当の意味での文法や文型を理解することです。
日本語と英語では、言いたいことの表現の仕方が異なるため、語順や区切りを含めた文の仕組みや発想の違いを理解することでネイティブの持つ感覚に近づくことができます。
フレーズや構文の丸暗記などテクニックに頼る学習法ではなく、伝えたいことに適した文型や語彙、表現方法を選ぶことで、知っている単語を使って状況に合った言い回しができるようになるため、実際には文法を学習することが英語の習得への近道になります。
語源について
distance = dis(接頭辞) + sta(語根) + ce(接尾辞)
prefix = pre(接頭辞) + fix(語根)
suffix = sub(接頭辞) + fix(語根)
アメリカ、ミネソタ大学のブラウン教授によると、最も出現頻度の高い14個の語根と20個の接頭辞の合計34のパーツを一つでも含む単語は、比較的よく使われる単語で14,000語以上あるといわれています。
これらのパーツによって構成された14個の単語 (14 master words) の語源への理解が、その1000倍もの単語数の意味をつかむキーになると言われています。
パラフレージングについて
パラフレージング(Paraphrasing)とは同じ内容を別の表現で言い換えることを意味します。
言い換えを通して様々な考え方や視点の転換を身につけていきます。
語順で意味やニュアンスが変わる英語において、最も伝えたいことを意図したとおりに伝えるのに適した主語や文型の選び方を学ぶことで、英語そのものの考え方が身につきます。
主語の選び方や主語の違いが意味するもの、英語の語順などを常に考えながら話す習慣をつけることで、英語の発想が身に付き、自然に言葉が出てくるようになります。
英語における主語の役割を意識した学習は、相手に伝えたいこと、相手が伝いたいことへの理解を深め、誤解やコミュニケーションのトラブルの原因を減らすことにもつながります。