学び方を学ぶ

『学びの扉』Podcast 5.『学び方を学ぶ』第1回 The sky’s the limit (4/4):物事の本質にたどり着くための考え方

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学生や生徒たちと関わっていると、「今までにやったことがある問題なら解けるけれども、初めて目にする問題がでてくるとどうしていいかわからない」「学校の定期試験では点数がとれるけれども、模試の試験ではそうではない」という悩みをよく耳にします。

そのような人たちの学習について共通して言えることは、普段から、問題の本質的な部分を理解しないまま、問題の解き方のパターンだけを覚えていくという学習、つまり、単純暗記に頼るような学習をしているということです。

そのような学習の仕方をしていても、学校の定期試験では点数をとることができます。

なぜなら、定期試験で出題される問題は、その出題範囲が限定されているため、そこに焦点をおいて問題の解き方を暗記していくことで試験対策ができるからです。

しかし、それらの知識は、特定の問題にしか使えない知識であり、しかも、そもそも単純暗記をしているため記憶に残りにくいという欠点があります。

そのため、出題範囲が広く、多種多様な問題が取り扱われる模試に対して、特定のパターンの問題の解法を暗記するような試験対策を繰り返してもほとんど役に立ちません。

そのようなパターン暗記重視の学習をしている人は、自分の知っているパターン以外の問題が出題された場合には、何をどうしていいか見当もつかなくなり、「初めて見る問題だから解けない」「模試では点数がとれない」という状況に陥ってしまいます。

このような状況に陥らないためには、普段から「考える力」「本質を見抜く力」を身につけるような学習をする必要があります。

具体的には、「この問題において、重要なポイントは何か」「この公式は、何を意味しているのか」「この単語の持つ根本的な意味は何か」など、物事の根本的なことに対する疑問を常に持ちながら、対象のものとそれと似たようなものとを比較し、「これらに共通しているものは何か」「これらの違いは何か」ということを繰り返し考えていく学習です。

そしてそれはつまり、物事を「抽象化する」ということに他なりません。

「考える力」「本質を見抜く力」を身につけるような学習を心がけると、いっけん無関係に見えるものに繋がりが見えてくるようになるため、物事の理解度が高まります。

そうすると、問題を解く上で欠かすことができないポイントをおさえたり、出題者の意図をくみとったりすることができるようになります。

また、他のものと関連付けされた記憶は、忘れても思い出しやすくなります。

「考える力」を身につけ、いろいろなものと関連付けをして知識のネットワークを広げていくことで、より効果的に学習をすることができます。

結果として、初めて目にする問題に対しても、状況を把握し、柔軟に対応していく応用力が身についていきます。


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