学び方を学ぶ

『学びの扉』Podcast 3. 『学び方を学ぶ』第1回 The sky’s the limit (2/4):認知バイアスからくる思い込み

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「認知バイアス」ときいて、「学習」を連想する人はそんなに多くはないのではないでしょうか。私も初めて「認知バイアスが学習の妨げになっている」と知ったときは、あまりピンときませんでした。

しかし実際には、私が長い間学生たちの学び方をみていて気づいた「学習者の傾向」の多くが「認知バイアス」という言葉で説明できることを知りました。

例えば、成績の悪い学生たちは、自分の理解度を実力より高く評価する傾向があります。

これは、ダニング=クルーガー効果と呼ばれるものです。

実際にはできていなくても、本人がが「わかっている」「できている」と感じているものに対して、それ以上学ぼうとは思わないのでしょう。成績の悪い生徒たちは、自分の理解度に対する認識を間違えてしまうために、必要な努力を怠ってしまうのです。

このダニング=クルーガー効果には、逆のバージョンもあります。

成績の良い学生たちは、自分の能力を低く評価しがちな傾向があります。

このケースの場合は、前の例とは逆に、本人が「まだ十分に理解できていない」と思い込んでいるだけで、実際にはできている可能性があります。本人に自信がないために、同じレベルの問題ばかりを解き続けてしまい、それ以上困難な問題に挑戦しようとせずに、自分の可能性を制限してしまっている、といった人たちもいます。

ダニング=クルーガー効果だけではなく、確証バイアスや根本的な帰属の誤り、アンカリングなど、さまざまな認知バイアスが「学習者が陥りがちな思考パターン」に当てはまります。

「認知バイアス」を知るということは、自分自身の考え方の癖を理解し、それを改善していくための大きな手助けになります。


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