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Fundamental Concepts

「考える力」を身につける

「考える力」を養うために重要な思考法は大きく分けて2つ、「垂直思考」と「水平思考」です。

「垂直思考(Vertical Thinking)」は、ロジカルシンキング(Logical Thinking)とも呼ばれ、筋道を立てて論理的に考えていく思考法のことです。

理由を深く掘り下げて考えることで因果関係が明確になり物事の本質が見えてきます。
また、論理的に説明する力も付き、相手にわかりやすく伝える力も身につきます。

「水平思考(Lateral Thinking)」は、物事を多面的にとらえ、固定概念にとらわれずに自由な発想をすることでアイディアを生み出していく思考法のことです。

学んだことをただ受け入れるだけではなく、常にwhy?を考えたり、まったく異なるものとの関連付けを考えたり、前提となるものを疑ったりすることで、さまざまな視点から物事をとらえることができるため、考えに行き詰まった場合でも視点を変えた柔軟な発想を生み出すことができます。

このような「水平思考」をみにつけることで、「垂直思考」だけでは解決できない問題を解決することができます。

普段からさまざまなものに疑問を持ち、多角的な視点から考え理解を深めていくプロセスを習慣づけることにより、「垂直思考」と「水平思考」の両方の面から考える力を身につけていきます。

「考える力」を妨げる「認知バイアス」を取り除く

「認知バイアス」とは思考の偏りという意味の言葉です。

私たちは、ものごとを判断するとき、直感や常識、周囲の環境などさまざまな要因により合理的ではない判断をしてしまうことがあります。

たとえば、自分の意見を肯定する情報ばかりを集めて、そうでないものを無視してしまったり、思い込みや希望、恐怖などによって記憶をかきかえてしまったりすることがあります。

このように、「認知バイアス」がかかると無意識に誤った解釈をしてしまうため、柔軟な発想が妨げられます。

そのため、考える力を阻害する認知バイアスの存在を理解し、取り除いていくことが、偏見や固定観念を取り除き、柔軟な発想へと導きます。

「認知バイアス」を排除することで今までとは異なる物の見方ができ、より創造的かつ論理的に考えることが可能になります。

さらに、一時的なものの見方をせず合理的な判断ができれば、目標までの正確な道筋が見え、学ぶことそのものに対する考え方、モチベーションや学習効率の向上にも役立ちます。