学び方を学ぶ

『学びの扉』Podcast 4.『学び方を学ぶ』第1回 The sky’s the limit (3/4):自分の認識の限界を超える方法

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多くの人は、いったん「理解した」「わかった」「できている」と思うとそれ以上学ぶことをやめてしまいがちです。

試験の問題においても、いわゆる「テスト直し」「間違い直し」を行っている人は多いと思いますが、「正解した問題」に対しては、「できたのだから問題ない」と思ってそのまま放置してしまうことが多いのではないでしょうか。

実は、いっけん時間の無駄のようにみえる「正解した問題を見直す」という行為には、学習の成果を高めるさまざまなメリットがあります。

まず、テストで正解しているからといって、必ずしもその問題を正しく理解できているとは限りません。特に選択問題であれば、選んだものが偶然正解しただけかもしれません。

たまたま直前に目にした問題と似た問題が出題されたために今回は解くことができた、という可能性もありますし、試験官が間違って採点してしまった、といった可能性さえあります。

「正解したからわかっている」と見直さないままにしている人と、「正解したことと理解できていることは別」と考え、正解した問題でも丁寧に見直す人とでは、その後の成長の度合いが大きく変わっていきます。

また、「確実に理解して解けた問題」は見直しの際に軽視されがちですが、それらの問題を解いたときの思考プロセスを言語化したり他人に説明したりすることによって、さらなる学びを得ることができます。

問題を解いたとき、出題された問題文のどこを見て、どのように考え、どう結論を導いたか、ということをいったん整理し、その問題を解く上での重要なポイントを自分の言葉でまとめることで、問題が解けたときの自分の思考プロセスを客観的に把握することができます。

そうすることで、「なんとなく」「感覚的に」問題を解くのではなく「ポイントをおさえて」「論理的に」問題を解くことができるようになります。

そうすれば、解けなかった問題が解けるようになるためにはどのような思考プロセスを踏めばよいか、ということを前もって考えることができ、次に「わからない」と思う問題がでたときに、まず何を確認して、次にどうしたらいいか、というステップを1つずつ踏んでいくことが可能になります。

「正解した問題はすでに理解できている」「正解した理由がわかっているから見直す必要はない」という思い込みを捨て、「そこから何が学べるか」という視点で考えることで、テスト直しでスルーされがちな「正解した問題」から、質の高い学びをえることができます。

そしてこのことは、普段の学習に対しても言えることです。

「できているから」「わかっているから」といって解いた問題をそのまま放置するのではなく、「なぜ解けたのか」「どういう思考プロセスを踏んで解いたのか」ということを考え、もう一度その問題の全体像を見直すことで、1つの問題から多くの学びを得ることができるようになります。


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