語源で学ぶ英単語

語源で学ぶ英単語

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学校や塾の英語指導では、英単語は単語練習帳にひたすら書き続け、スペルを覚え、日本語の意味を暗記するという方法を昔から当たり前のように行っています。そして、そのやり方で学んできた教師や講師は、次の世代の生徒にそのやり方を当たり前のように教えていきます。

しかし、多くの人が体験しているように、学校の定期テストや受験が終わってしまえば、せっかく苦労して覚えた英語も、1ヶ月も経たないうちに忘れてしまい、学校で勉強したことなど社会にでてからは何の役にも経たないと伝える人も少なくありません。

問題は、覚えた英単語を忘れてしまうことではありません。大人になり、仕事やプライベートで英語を使う機会に、とっさに言葉が出てこない、勉強したはずなのに思い出せないなど、コミュニケーションをとる必要のある場面で何もできないことで、せっかくの機会を逃してしまったり、楽しい時間を過ごせなかったり、重要なことを聞き逃してしまったりすることがあるかもしれないということです。

学校などで学んだことや言葉を、その後も使える実用的な知識や教養として身につけていくことができれば、意外なところでその知識が役立つかもしれませんし、多くの可能性が失われずに済むかもしれません。

そのような実用的な学習をするためには、「気付き」と「関連付け」が重要になってきます。

「気付き」とは、新しく学んだことを本当の意味で実感(realize)し、自分の世界と結びつけることです。そして、「関連付け」とは、新しく学んだことを自分の持っている知識や世界と結びつけ、それに実用性を与えることです。

そうすることで、知識はより具体的になり、実用性のある自分の道具に変わります。

新しい知識を単純に暗記していくような学び方ではなく、いままでの経験や日常生活と結びつけていくことで、学び方を大きく変えることができます。

数学のグラフで、原点はOと書くと習ったなら、なぜAやBやZではなくてOなのか、と疑問に思うひともいれば、そのままスルーしてしまう人もいるでしょう。オリジン弁当からも学ぶことはできます。

普段使っているカタカナの言葉や、ビジネス用語など、”よくわからない言葉” にも元々の意味があります。それらをしっかり調べていくことで、言葉に対する理解が深まり、適切な使い方も学んでいくことができます。

そして、英語の学習に置いて、そのような「気付き」や「関連付け」をもたらしてくれるものが、「語源」です。

英単語の語源を学ぶことで、辞書がなくてもある程度推測しながら英文を読むことができるようになりますし、同語源のフランス語やスペイン語、イタリア語などラテン語系の言葉にも、共通点が見えてくるかもしれません。これらの言語を全く別の言語と捉えて学習するのか、同語源で共通のものを認識しながら違いを学んでいくのかでは、学習効率も吸収率も大幅に違います。

学習に対する意識を少し変えるだけで、見える世界は大きく変わってきます。

学んだことを無駄にするのも活かすのも自分次第です。このシリーズがそのきっかけになってもらえれば、という思いで動画を作製しました。

「語源で学ぶ英単語」シリーズは、Youtube動画で配信しています。毎回一つの英単語をテーマにとりあげ、その言葉の語源から関連する他の英単語や知識などを掘り下げていく内容の動画です。

全20回+番外編の動画を通して、今までの学習との違いや、学ぶことの面白さが伝われば嬉しいです。

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